こんばんは、きいです。
カミングアウト話が途中でしたね。
大学4年の実家に帰省した時でした。
まず今回は、母親だけに話そうと決めていました。
ももには、「カミングアウトしないだろうけど、もしかしたら、する可能性もある。」ぐらいの軽さに留めていました。
もう明日には戻る、という夜、偶然にも母親と二人きりでした。
リビングでTVを見ながら、今しかない!今だ!
そう思いながら、時間だけが過ぎていきました。
きい「ねぇ、実はさ、話があるんだよね…」
母親「改まって、どうしたのー?」
母は、少し笑って私が話しやすい雰囲気を作ってくれました。
私は母の目を見れずに、ずっと自分の手を握りしめたまま、テーブルを見つめていました。
母親「なに、言ってごらん」
母親は、きっと深刻な話をされるって気づいていたと思いますが、普段と変わりない笑顔でした。
きい「…私、親不孝なんだけど…。ずっと言わないといけないって思ってたんだけど、…言えなくて」
前は向けませんでした。
母親が、うんうん、と頷いているのは感じていました。
きい「…結婚もできないし…子供も産めないし…。世間がどう思うか分かってるんだけど…これしか選べなくて…。ずっと言いたかったんだけど…。でも、どう思われるか怖くて。好きになっちゃいけないのかもしれないけど…」
泣きながら、これだけ話すのがやっとでした。
母親は、口を挟まず、ずっと私の言葉に頷いてくれていました。
ここから先が大事なのに、まだもものことを話してないのに。
口が動きませんでした。
きい「ごめんなさい…」
泣いて謝るしかできませんでした。
母親「謝る必要なんてないよ。よく分からないけど、不倫とかしてたとしても親不孝だなんて思わないよ。結婚できないって、年上の人と付き合ってるの?」
あんな言い方したら、不倫をまずは想像しますよね。
ここまで質問されたら、答えないわけにはいきませんでした。
きい「…違う。私…ももと付き合ってる」
母親が何か答える前に、私が早口で言い訳みたいに話し始めました。
きい「女同士ってことは分かってるし、世間からどう思われるかも分かってるんだけど、高校の時から付き合ってて…。お互いに悩んだりもしたんだけど…。これから先の人生も一緒にいたいから、言いたくて…。親に秘密にしたままでも生きていけるけど、知ってほしくて…。」
言い終わった後は、刑を宣告されるような心境でした。
何かを言われるのが怖い。
前を向けない。
母親「ふふ。そんなことで泣いてたの?」
少し息を吐きながら出てきた母親の言葉に驚きました。
母親「確かに、女同士ってことで世間から色々思われたり、大変な思いをするかもしれないけど、悪いことじゃないでしょ。そんなことで、私のきいへの気持ちが変わるわけないよ。それは、お父さんも同じ。きいの味方だから」
もう、私は大号泣していました。
話しながら、母親も泣いていました。
母親「こんなに悩んでたなんてね…。もっと早く言ってくれたら良かったのにね」
母親は笑って、テーブルの上にあった私の手を掴んでくれました。
話して良かった、と心の底から安堵しました。
母親「堂々と生きなくちゃ。きいみたいに、自分が悪いことしてるって思う必要ないでしょ! 自分達が引け目を感じてどうするの!」
励ましを超えて、説教ぐらいの勢いでした。
母親が、心の底でどう感じたのかは分かりません。
きっと、複雑な心境だったと思います。
おそらく、母親としての気持ちよりも、私の気持ちを優先してくれただけなんだと思います。
でも、私は救われた気がしました。
母と円満に話が終了した時、ももにメールしました。
きい「カミングアウトしたよ。大丈夫でした」
もも「え? え??」
ももは、その時、母親と二人きりで旅行中でした。
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