世界のLGBTQと日本のレズ事情で感じたこと

こんばんは、きいです。

最近、映画「ロケットマン」を観ました。

エルトン・ジョンの半生を描いた自伝的な映画。

そしてこの前は、エレンペイジが世界のLGBTQ事情をリポートする番組「ゲイケーションー世界のLGBTQ事情」を観ました。

（Huluで観れるんです）

エレンペイジは、「JUNO」や「X-MEN:ファイナルディシジョン」などに出ている女優さんで2014年に同性愛者であることをカミングした人。

同じく同性愛者である彼女の親友イアン・ダニエルと、日本・ブラジル・ジャマイカ・アメリカへ行き、現地のLGBTQ事情をリポートするって内容です。

世界の同性愛者に関する映像を見たことで、色々感じました。

まず、日本にいる私は「日本は先進国なのに同性愛者を受け入れてくれてない」「早く結婚できるようになりたい」と不満的に思っていました。

だからと言って、運動に参加したり意見を発信したりしているわけじゃない。

台湾の同性婚ニュースを見たりした時に、「羨ましいなぁー」って思う程度。

でも、世界の同性愛者への差別・偏見って私が思っていたより過酷なんだな…って「ゲイケーションー世界のLGBTQ事情」を見て思いました。

日本でカミングアウトしたら、そりゃ好奇の目で見られたり、偏見を持った人に対峙することもあると思うけど、LGBTQが原因で殺されるんじゃないかって恐怖を抱く人は少ないと思う…。

世界のLGBTQが抱える恐怖・心配の度合いが、日本とは桁違いすぎて絶句…

（もちろん、偏見にさらされたり悪口言われたり差別されることが軽い事案だとは思わないし、なくなるべきだと思う。恐怖や不安は他人には測れないことだし。）

世界のいたる所で同性婚が合法化したりしているから、なんとなく世界でLGBTQは受け入れられつつあるんじゃないか？と思っていたけど、そう簡単な事情じゃないことを知りました。（番組は今年制作じゃないので、数年で変化があった国もあると思うけど、全体的には大きく変わらない気がする）

「同性愛の性行為で死刑になる国とか一部だけがヒドイだけで、それ以外はLGBTQの受け入れが進んでいる」って思い込んでいたんです。

でも、法的権利があってもホモフォビア（同性愛嫌悪）はなくなっていない上に、同性愛者が権利を求めて表に出ることで憎悪感情が増してる、という事実を「ゲイケーションー世界のLGBTQ事情」で知ってびっくりしました。

同性愛者も結婚ができるのに、外に出る時は同性愛者だとバレないように振舞わないと危険とか。

自分らしく生きるためには家出して路上暮らしをしなくちゃいけないとか。

強いホモフォビアを抱いている人達の辛辣な意見とか、実際の事件とか。

見ていて、心が苦しくなる現実ばかりでした。

そんな世界と比べると、日本では女装男子やBLが文化として認められていたりして変な感じもする。

宗教的な理由で同性愛が禁止されているわけじゃないことに気づかされたり。

暴行される恐れがあるわけじゃないけど、カミングアウトはしない人が多かったり。

それは日本人が悪いとかじゃなくて、国民性や歴史なんかが関係していると思いますが…そーいう他国との違いを知るのも興味深かった。

もちろん、日本での同性婚は実現して欲しい！

多くの日本国民が、LGBTQを透明のように扱っていることは悪いことではあるけど、一方では、そのおかげで安全なのかな？とか考えたり。

うーん、難しい。

どの国も、それぞれ歴史や宗教、国民性が深く絡まっているんだろうけど…。

私が「何を感じたのか」「何を考えたのか」を伝えたかったんですが…それを伝えるのが難しい(笑)

普段から、LGBTQについて深く考えたりしているわけじゃないので薄っぺらですが、色々考える機会になりました。

考えたからどうなるか、って言われると困っちゃうんですけどね。

とにかく。

日本でも同性愛を法的に認めて欲しい思いは変わりませんが、外で私達が堂々と手を繋げる日本はそれはそれで素敵なことなんだな、と思ったのです。

良い面もあれば、悪い面もある…。

そんな複雑な感情に振り回されつつ、ももを大事にしようと改めて思った2019年9月でした。

（どうにか、無理やり、まとめた！　）

私の感想文では、うまく伝わらないと思いますので、詳しくは「hulu」で確認してくださいませ。

「ロケットマン」も、どうぞ映画デートで。

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